アトピーは気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などと共にアトピー性疾患の一つとしてとらえられています。が、日本で「アトピー」というと大抵アトピー性皮膚炎をさします。アトピー性皮膚炎では、血清中のIgE抗体が増加しており、アレルゲンに対する特異IgE抗体価が高いという免疫学的な異常が起こっています。最近になっては非免疫学的異常も指摘されており、アトピー性皮膚炎の患者は生まれつきセラミドが不足しており、そのため水分が失われて乾燥し、皮膚のバリア機能が落ちてかゆみや湿疹を引き起こす事がわかってきました。
つまり、皮膚のバリア機能の低下がアトピーの大きな素因となるのです。この事は、アトピー性皮膚炎の方が細菌やウイルスの感染症などを併発しやすいことからも明らかです。また、アトピーの人は健康な方に比較して汗が出にくい事も指摘されています。発汗が不足すると、皮膚のバリア機能が低下します。また、それにより皮膚の温度が上がりかゆみを増すのです。
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